president フッ素樹脂(四フッ化エチレン樹脂=TFE)加工で、すぐに思い浮かぶのは鍋、フライパンの類です。
それらは、高温に耐える炉の中で長時間「焼成」して作られます。樹脂の膜圧ですから衝撃に弱く、割れたり剥がれるという問題がありますが、何より「炉」が必要です。
それに現在設置されている機械設備に、現場での加工ができません。
当社は、「TFEは常温ではステンレスなどに定着しない」という化学の定説を打ち破り、全く世界に類を見ない独自の方法で、膜圧のない常温による現場加工可能なTFE定着技術を開発、完成させました。
又、金属表面にキズを付けずに、どんなひどい汚れでも完璧に除去する技術をも完成させ、それらを一体とした[世界で当社しかない]独自のフッ素樹脂(TFE)加工技術が誕生したのです。

エスピー工業株式会社は、昭和53年8月8日にそのTFE加工を目的として設立致しました。
以来、製紙マシン一筋に、ヘッドボックス、スクリーン、配管、セヴォール、ドライヤーロール、タンク、など様々な箇所に加工して参りました。ヘッドボックスなどは、12,000基以上になります。
当社の加工によって、加工金額が数週間から1~2ヶ月で償却できる程、大きなメリットが実証され、日本はもとより海外でも絶大な評価を得て、現在30ヶ国以上に実績ができました。
これからも更なる技術改良を加えながら、様々な問題を解決して、御客様の利益に大きく貢献していきたいと考えております。

エスピー工業株式会社
代表取締役 丸山 正一

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